筑陽(ちくよう)を主に栽培しています

 日本だけでも180種類以上あると言われるナスの種類の中で、一般に食べられているナスの代表のひとつと言えるのが「筑陽」です。「筑陽」や「黒陽」などは、いわゆるF1(一代交配)品種というもので、アグリアルテでは筑陽を主に栽培しています。
 筑陽は、果実にボリューム感のある中長ナスタイプで、煮ても焼いても揚げても、そして漬物にしても美味しく食べられます。特に果実は水分をたっぷり含み、焼きナスにしたときのとろりとした食感は格別だと思います。

クセがあまりなく
どんな料理方法でも美味しく食べられるナス!!

 ナスの実は緻密でアクが少なく食べやすいのが特徴です。

ナスの成分と栄養

ナスは、90%が水分です。ということで栄養が無いと言われたりしていますが… ※

ナスの選び方と保存

美味しいナスの選び方 ナスの保存方法  ナスはあまり日持ちしない野菜です。でも、適切に保存すると美味しいまま長持ちをさせることができます。室温にもよりますが、常温だと4日ほどしかもちません。特に日に当たるところに置くのは […]

筑陽(なす)

筑陽の特徴  筑陽は太中長ナスで、12cm~20cmくらいのものがいちばん出回っています。表面はツヤがあり黒に近い濃い紫色をしています。 従来のナスより果肉はキメ細かくて柔らかく、たっぷり水を含んで張りのあるものはジュー […]

ナス栽培STEPS

ナスはこんなふうに露地栽培で育てています!

ナスいろいろ

天狗ナス、花つきナス、ボケナスなどいろいろなナスのことを紹介しています。

ナスのヘタにはトゲがある!

 ナスのヘタには鋭いトゲがあるので、運んだり料理するときは要注意! 最近はトゲの無いナスもありますが、筑陽にはしっかりトゲがあります。特に新鮮なものほどトゲが鋭く、刺さるとけっこう痛いです。
 トゲが刺さったら、5円玉の穴を押し付けてトゲを浮かせ、トゲ抜きで抜いてます! あらかじめお湯で皮膚をふやかしておくとなおいいですね。そのまま放置すると、何かがトゲの頭に触れるたび痛んで、長い時間不快が続きます。

ナスの原産はインド

 ナスの原産はインドで、バラとかのように鳥から身を守るためにトゲで武装したと考えられています。原種はもっとトゲトゲしてたそうで、現代のナスにトゲがあるのは原種の名残です。

 ナスの鈹は、ツヤツヤして張っていて、簡単にトゲで傷ついてしまいます。そのキズから痛んだり変色したりしてくるので、栽培から流通に至るすべての過程で気をつけて扱われます。なので、生産者からすると特売とかのナス山売とかつめ放題なんてもってのほかと言いたいところです。

ナスの種は美味しく食べられる!

 元々ナスは種が多い野菜なのです。新鮮なナスは種の色が果肉と同じ色なので目立たないため、種ができてないものを食べていると思っている方も多いでしょう。
 十分に育った実は種が目立ってきます。大きいからといって必ずしも種が目立つとは限りませんが、大きなナスは十分成長した証なので、種が黒くなっていることが多いと言えます。

種はナスの鮮度を示すバロメーター

 種がないように見えても、ナスの鮮度が落ちるにつれ、白色だった種は緑、茶、黒色へと変色していきます。色が濃くなっていくので種がだんだん目立つようになってくるのです。
 つぶつぶとした食感は出てきますが、種の部分には栄養もあって、黒くなった種でも美味しくいただくことができます。加熱すると種もやわらかくなり、そういうものと思えばそんなに気にならないと思います。