筑陽(ちくよう)
一般に食べられるナスの代表といえるのが、筑陽です、果実にボリューム感のある長ナスタイプです。特に果実は水分をたっぷり含みやわらかく、焼きナスにしたときのとろりとした触感がいいですね。
夏秋ナス栽培のメリット/デメリット
メリット
- 初期投資が少なくても栽培を始められる
農地が確保できれば、比較的初期費用は少なくてすみます。トマトのようにビニールハウスを用意しなくても始められます。 - 収穫期間が長い
寒冷地の神渕でも、6月中旬から10月中旬くらいまで収穫できます。うまく作れば1本の木から100本ほど実の収穫が期待できます。 - 日常で食される野菜なので、安定した需要がある
デメリット
- 露地栽培は天候に大きく影響される
寒さに弱く、冷夏になると格段に収穫が落ちます。また、他の産地の出来次第で価格が大きく上下します。風の強い日が増えると、ナスのキズも増えます。 - 栽培に適した畑の確保が難しい
特に夏場、ナスは大量に水を欲しがります。灌漑設備のない畑での栽培はキビシくなります。また、連作障害が起きるので、順番にまわせる農地が必要です。 - ちゃんと収穫するには手がかかかる
植えっぱなしでは、まともな収穫は見込めません。誘引や剪定、追肥、水の管理、病気やカビ、害虫駆除など手をかける必要があります。